2023年度会長所信

~情けは人の為ならず~

小樽商工会議所青年部会長 宮本 章弘

平成2 4 年、小樽商工会議所青年部(小樽YEG)が産声を上げ、今年が節目の10周年の年となります。

これまで多くの諸先輩方が、小樽が抱える多くの課題 と 向き合い、解決に向けて様々な取り組みを行ってきました。

しかしながら、小樽が抱える最大の課題である人口減少には歯止めがかからず、毎年約2,000人の人口が減少し続けています。さらには、65歳以上の老年人口が全体の40%以上を占めていると共に年少人口が8%台と 少子高齢化の進行も喫緊の課題であり、我々小樽YEGが取り組むべき大きなテーマの一つです。

現在、 世界的なパンデミックにより、小樽の基幹産業である「観光」は、甚大な影響を受け ておりますが、以前は 年間700万人以上が小樽に訪れています。また 、小樽運河を中心と した観光地の一極化、夜のアクティビティ不足等により、多くの観光客が小樽に宿泊をしない通過型観光になっています。

人口減少、少子高齢化に歯止めをかけるためには、産業の活性化、街の活性化が必要不可欠です。親会のテーマである 稼ぐ観光 に転換することで、新たな産業と雇用の創出、幅広い産業への波及効果が期待されます。

将来の小樽を支える子ども達が、住みたい街、働きたい街、故郷として誇れる街を創るのが、今を生きる我々に与えられた役割だと考えます。

それら を充分に果たすためには、小樽YEG メンバー 全員が同じベクトルを向き、熱い想いをもって活動しなければなりません。

10周年の節目を迎える 本年 、小樽YEGの活動意義 ・ 目的を改めて見つめ直し 、メンバー全員が小樽YEGに入会して良かった、 そして小樽市民にYEGがあって良かったと思ってもらえる組織にしていきたいと考えます 。

また、令和5年度には、北海道ブロック大会小樽大会の開催が決定しており、小樽YEG創設以来躍動の2年間になります。

この2年間を小樽YEGが飛躍する年とするため、メンバー全員が「情けは人の為ならず」の本質を考え、自らが行動し、小樽YEGの存在意義を高めていきましょう。

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